地獄船
それは永遠のように長い時間だった。
ミヅキの叫びが止まった頃、船内を歩く足音が聞こえて来たのだ。
ドシンドシンと地響きが鳴るような大きな足音に、ハッと息を飲む。
間違いない、あれは鬼の足音だ。
ミヅキの悲鳴を聞きつけてやってきたのかもしれない。
綾の手を取り、立ち上がる。
ここは一本道で、突き当りにあるのが冷凍庫だ。
逃げ道はどこにもない。
ミヅキの叫びが止まった頃、船内を歩く足音が聞こえて来たのだ。
ドシンドシンと地響きが鳴るような大きな足音に、ハッと息を飲む。
間違いない、あれは鬼の足音だ。
ミヅキの悲鳴を聞きつけてやってきたのかもしれない。
綾の手を取り、立ち上がる。
ここは一本道で、突き当りにあるのが冷凍庫だ。
逃げ道はどこにもない。