地獄船
7人全員が特技を終えた後、一番最下位だったヤツが負け。
今回はそういうシステムだ。
呆然としたまま座り込んでいる浩成が、子鬼に運ばれてやって来る。
「おい、大丈夫か?」
頬を叩いて声をかけると、ようやく顔を上げた。
ひどく牛乳臭くて、思わず顔をしかめる。
「次はあたし……」
震える声でそう言ったのは、小恋だった。
今回はそういうシステムだ。
呆然としたまま座り込んでいる浩成が、子鬼に運ばれてやって来る。
「おい、大丈夫か?」
頬を叩いて声をかけると、ようやく顔を上げた。
ひどく牛乳臭くて、思わず顔をしかめる。
「次はあたし……」
震える声でそう言ったのは、小恋だった。