地獄船
鬼が子鬼へ向けてそう言った。


俺の心臓がドクンッとはねる。


大丈夫であってくれ……!


それはほんの一瞬の出来事だった。


審査員の子鬼のうち、4人が○を上げたのだ。


残った1人は会話がわからなかったのか、キョトンとした表情を浮かべている。


「よかったな。またひまわりの種についての会話をしよう」


鬼が綾へ向けてそう言った。


ひまわりの種?
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