君の腋を舐めたい

「あぁ～・・痛ってぇぇええ・・。」


見事に倒されて、“ズザザァ”と地面にダイブする福ちゃんを横目に、

そのまま走り去る男を追いか・・・


“ドンッ！”


「キャッ！！」


「邪魔だ！どけ！！！」
「「「待てや大野ぉ！！」」」





・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・。



「ア・・アサミさん・・。大丈夫ですか？」


「・・・福ちゃんもね。」


「・・・絶対“あえて”俺の体、
利用したでしょ・・(T^T)」


走る去る男を追いかけようとしたその直後、

どこからか現れた【見覚え・聞き覚えのある】タックルを私も受けて、

“ズザザァ”と地面にダイブする・・・
ところだったけど、

先に地面に倒れていた福ちゃんをクッション代わりにして、その衝撃を受け止めてもらう。


「やっぱ・・部署関係なく・・
危険はつきものですね(ToT)」


「アイツら・・ぶっ殺す！！」


「ちょ・・さすがにそれは・・。」