君の腋を舐めたい
「・・・そこは、
“ハイ!タケコプター!”
でしょうに。」
「ここ・・・どこ・・?」
「俺ん家ですよ。」
「あ・・・ごめん・・。
私飲み過ぎ・・・。」
「大丈夫です。
お酒が原因じゃないので。」
「・・・・・・?」
「俺ず~~~っと狙ってたんですよ。
アサミさんと飲みに行ける機会。
まぁ別に飲みじゃなくても、
ランチでもなんでも良かったんですけど。
とにかく仕事中以外で、プライベートであなたと食事できる機会を。
あなたが飲んでるグラスに、
【睡眠薬】入れられる機会を。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ボ~っとして、力入らないでしょ?
大丈夫です。あなたは黙って頷いてくれてればOKですから。」
「・・・・・・・・・・・。」
「アサミさん覚えてますか?
俺が生活安全課に配属された頃。
最初はミスばっかりで、
内村課長に怒られてばっかりだった頃。
豆腐メンタルの俺が落ち込みながら、
一人残って調書作ってた時、
【缶コーヒー】買ってくれた事。
いきなりほっぺたに押しつけられて、
“冷たっ!” “アハハ!”って、
俺に向けてくれた笑顔。」
「・・・・・・・・・・・。」