君の腋を舐めたい



ドラえもん 福留
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アサミさん・・想像以上だよ・・・。


「あ、内村課長っすか?

アサミさんの部屋の前来たんですけど、
呼び鈴鳴らしても反応無しです。

一応、管理会社に事情話して開けてもらうよう手配してます。

・・・・・・はい。
また分かったら連絡します。」


電話を切り終えて、大家の到着を待つ。


やはりあなたは・・
誰にも言わなかったようだねぇ。


“福留と焼き肉屋へ行く”


もし誰かにこの事を言っていたら、“生きてる姿を最後に見た”のは俺という事になる。


もちろんそれ相応の口実は用意しておいたが、誰もその事実を知らないということは、

“生きてる姿を最後に見たのは仕事終わりで署を出た時”になる。


誰も・・俺に疑惑の目は向かない・・・。


あとは大家がこの扉を開けて、堂々と侵入できるアサミさんの部屋を隅々まで確認して、

万に一つ俺に繋がりそうな物証があればそれを隠滅すればいい。


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