君の腋を舐めたい
「福留さん。お店を教えてください。
防犯カメラリレーで水沢さんの足取りを追えるかもしれません。」
「!?」
「え・・どうしました?」
「あ・・うんうん。ちょっと待って。
え~っとどこだったかなぁ。」
「変な汗出てますよ?経口補・・。」
「いや大丈夫っす。」
「「・・・・・・・。」」
「ちょ・・二人ともそんな変な目で俺見るのやめてくれよぉ~。
それに防犯カメラリレーをやってけば、
もしかしたらコンビニ寄ってたりとか、
まだ俺が、生きてるアサミさんを最後に見た人物とは限らないじゃん。」
「“生きてるアサミさん”?
まるで水沢巡査長は既に死んでるみたいな言い方ですね?」
「!!?」
・・・・・クソッ!!
なんなんだよコイツらは・・!!?いきなり現れていきなり問い詰めやがって・・!!!
「福留さん。
ホントに何も知らないんですね?」
「星野君までなんだよ・・。はい。ここがアサミさんと食事した焼き肉屋。」
「豊川さん。
すぐに確認しに行きましょう。」
「走るのはご勘弁ください。」
・・・・いきなり現れて・・
あっという間に去っていきやがった・・。
「フッ・・・・フフッ・・
ハハハハハハハ!!」
いいねぇ・・ゾクゾクするねぇ・・。
いいか星野・・豊川・・・?
俺の準備にぬかりは無い。
こういう事態に陥ってもいいように、
万に一つ俺が疑われてもいいように、
手は打ってあるんだぜぇ・・?