君の腋を舐めたい
刑事課のボスの梅田課長と同期。
そしてリーダーの関本主任の先輩。
ここは豊川さんから、
先輩風を吹かしてもらう・・!
簡単な経緯を話したところで、何人か仲間の皆を動かして貰うことになった。
「豊川さんもしかして・・
福留さんの家に水沢さんが・・!?」
「可能性は大いにあります。
そこで監禁されているかもしれません。」
「一刻も早く突入すべきです・・!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「一刻も早く福留さんの身柄を拘束して、真実を問い詰めるべきです!!
僕達の大切な仲間が命の危険に晒されてるかもしれないんですよ!!?」
「落ち着け星野。」
「!?」
「ゴホッゴホッ!あ、失礼しました。」
「・・・・・・・・・。」
「星野君。君の気持ちはよく分かります。
しかし、下手に福留君を拘束しても、
黙秘を決め込まれたら終わりです。
それに、少し引っ掛かります。」
「何がですか・・?」
「彼のあの態度。焦ってるように見えて、
どこかまだ“余裕”を感じました。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「彼の中でまだ何か【切り札】があるかもしれません。それを突き止めましょう。」
「了解です・・・!」
「いずれにしても、彼のあの口振りから、
水沢巡査長の命は瀬戸際かもしれません。
君の言うとおり、事は一刻を争います。」