君の腋を舐めたい



ドラえもん
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“ガチャリ”

「初めましてぇ。モモでーす。」




“ガチャリ”

「は、初めまして。ア、アイラです。」



“ガチャリ”

「こんばんわぁ。ミレイです。」





“ガチャリ”

「ちょっとドラえも~ん!
ウチのこと放置しすぎじゃない!?」


「・・・・・・・・・。」


・・・・違う・・・・・。


例えるなら、ツナマヨに飽きたから、

梅やおかかや昆布を試した結果、
ツナマヨに戻った気分・・・。


「ごめん。浮気してた。」


「知ってるし!!

ドラえもんって名乗るお客さん、
ドラえもんだけなんだからね!」


だけど、どうやら俺は・・
もうおにぎり自体に飽きてしまったらしい。


雑誌や本を見ることしか出来なかった中学生。

18歳じゃないのに18歳以上のサイトを見て回った高校生。

金の力を使って遊ぶ大人の自分。


どうやらここにも・・
ついに“飽き”が来てしまった。


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