君の腋を舐めたい
「!!?」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「どういう事・・・?」
「僕が最も反発して、最も尊敬してる・・
あのお方の捜査信条です。
今回のストーカー事案に当てはまるか分かりませんが、
一応胸の中に留めておいて頂けると良いかと・・。」
セイズ署に着いて、“遅いっすよ~!”と福ちゃんに怒られたので適当に謝った後、
足早に屋上へと向かう。
“ガチャリ”
「・・・・・・・・・・・
肝心な時にいないよ・・・。」
誰も居ない喫煙所。
ヨシトと豊川から掛けられた言葉を頭の中で反芻しながら、煙草に火を付けた。
第4章 完