君の腋を舐めたい


独りベッドに寝転んでこすり続ける夜、

君は俺の脳内に、視覚だけでなく“嗅覚”という新しい感覚を加えてくれた。


舌を這わせる前に、鼻を近づける。

君は恥ずかしがって本気の拒否反応を示す。

理解を示したフリをして、
今度は強引に腕を抑えつける。




「ドラえもん。」


「・・・どうした・・?」


「今日は舐めないの?」


「くすぐったいんじゃないのか?」


「最近ちょっと・・
我慢できるようになったかも。」


「お前はもういい。」


「・・・・私じゃ飽きたの・・?」


「なんだ?こんな所で働いて何百人と相手してるくせに、傷ついたのか?」


「別に!!」


「お前は綺麗すぎる。」


「え・・・・・。」


「勘違いするな。顔の話じゃない。」


「・・・・・・・・・・・・。」





君はきっと・・セイラと違って、
少し・・・甘いよね・・・?





























 


 


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