君の腋を舐めたい



ドラえもん
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・・なんで警察に言うのかねぇ・・・。
なんでわざわざ言っちゃうかねぇ・・



「キャハッ!
ドラえもん今日は激しかったね!」


「・・嬉しいか?」


「だって・・ドラえもんはツンデレでズルいよ!!」


「違う。」


「え・・・・。」


「ドラえもんは、アニメや映画だけだと分からないが、単行本だと意外にのび太へ毒を吐く畜生キャラ・・。」


「リアルドラえもんの話はもういいって!!」


こんな時に“道具”は役に立つ。

この心に沸々と沸き立つ“怒り”を鎮めるのに、セイラに八つ当たりさせてもらった。


「・・・・・・・・・・・。」


お前はもう少し利口な女性だと思っていたよ・・?

警察に言うという事は・・
公になるという事だよ・・?


俺は出来れば秘密にしておきたかった。


お前という人間にどれだけの価値があるのか。

お前という女がどれほど完成されているのか。

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