君の腋を舐めたい
水沢アサミ
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「じゃあ福ちゃん。よろしくね。」
「うぃっす。サンエダさん送り届けた後、また戻ってきましょうか?」
「“サエグサ”だって・・!
今日はもう上がって大丈夫だよ。
明日、また再開しよう。」
“和解の抱擁”、
“和解の涙”を見守った後、
福ちゃんはチヅルちゃんを乗せて・・
私はリサちゃんと一緒に、彼女が宿泊している部屋の前まで一緒にエレベーターを昇る。
「・・・アサミさん・・・。」
「うん?」
「・・・チヅちゃんとの事・・
隠しててごめんなさい・・・。」
「ううん。もういいよ?
チヅルちゃんの事、
許してくれてありがとうね。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「ほらもう泣かないのっ。
明日から一緒に並んで大学に行く“友達”・・でしょ?」
「・・・はい・・・・はい・・。」
「夕方からはバイト?」
「明日は14時からラストまでです。」