プールのあとはお腹が減る。

隼人君はものすごい目でにらんだ。拓真君はいつものように屈託のない笑みを浮かべる。

「だってしょーがねーだろ! きたねぇけど我慢しろよ!」

拓真君はズボンを下ろす仕草に入る。そのとき、隼人君は拓真君の首をつかんだ。

「ぐあっ! ちょっ、隼人…!?」

隼人君はそのまま、拓真君の首をしめる。

「おいっ! 何を!?」

悠介と健二君が駆け寄ろうとする。しかし、隼人君は拓真君をプールサイドへと押さえつける。

「隼人っ! 止せっ! おいっ!!」
< 44 / 72 >

この作品をシェア

pagetop