強虫×妬虫
「どうしたんだ。」
いきなりの涙に焦って、俺は明菜に近づいたら…手を振り払われた。
「……、い」
「え、明菜?」
「もういい。今日のデートは中止っ」
にこっと笑った瞬間、こぼれる涙。
何…強がってんだよ。
そのまま、明菜は家に帰っていった。
慌てて俺はドアまで言って、足を止めた
その時、聞こえたんだ。
「ック…うぅ…海斗のばかぁ。
あたしなんかより、あのお姉さんで…
素直な人がいいからってぇ…」
…お姉さん?
ってか…何悩んでるわけ?