強虫×妬虫
楽しい楽しいデートも終わり、手を繋いだまま家まで送ってもらった…
ってゆうか家、隣だけどね。
「今日は楽しかったなっ」
「普通だよ。」
「素直じゃねぇな―」
笑いながら言う海斗。
ねぇ、素直な方がいい?
イルカショーの人みたいに、大人な綺麗な人の方が好き?
不安は、やっぱり消えてくれなくて。
「努力してみなよっ素直になるとか、服装と化粧変えるとかさぁ」
私の友達、璃梨<リリ>に相談した結果…こんな答え。
「努力…か。」
「化粧なら教えてあげる。
服は…貸したげる!てかあげるっ
だからデートまたしなよ!」
璃梨はちょっとしたお嬢様。
しょっちゅう何か貰ってる…って
「いいの?化粧教えて~!
服は貸してくれたらいいよ。ありがと!
じゃ、海斗に聞いてくる~」