強虫×妬虫
「よ―っし!張り切って行くよ~!」
璃梨はすごく楽しそうにメイク道具を出し始めた。
今日は日曜日。
私の家で璃梨がメイク、髪をしてくれることになった。
あと2時間後、海斗とデート!
「じゃっメイクと髪のセットはじめまーす!」
「お、お願いします…」
「でっきたぁ~どう?」
「うん、……!?」
鏡を見てびっくり!
ブラウン系のアイシャドウで…
目がやばいくらい大きい!
ほんのりピンクのチーク。
それに合わせたピンクのグロス。
そして、ふわふわに巻かれた髪。
そして、貸してもらったふわふわのワンピース。ピンク…
「私…似合ってるのかな?」
「…………明菜可愛すぎ!
海斗君イチコロだよっ
じゃっ行ってきなさい!」
時計を見ると…5分前。
ま、目の前だし、大丈夫。
玄関を出て璃梨を見送り、海斗が降りてくるのを待った。
海斗…なんて言うかな?