遺書
「あと、高瀬さんから君が自力でここに来たら渡してくれと頼ませたんです」

蓮見医院長はカルテから一通の白い封筒を差し出す。
そこには『森谷由理様』と叔父さんの字で書かれていた。
私は手紙を手に取ると、封を開けて読み始めた。
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