遺書
蛇島さんの傲慢な動機に私は怒りで手に力が入り、黒い手帳が少し歪んだ。

「あんたは間違っている」
「あ?」
「あんたは『高瀬透』の担当なのに、全然分かってない!あんたは私の叔父自身と『高瀬透』の想いを殺したんだ‼︎」

自分の事しか考えていない目の前の男に、私の腹わたが煮えくりかえりそうだった。この男を絶対に許さない‼︎

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