遺書
「私はあんたを叔父さんを殺した殺人犯として警察に訴える!」
「証拠はあるのか?高校生の君が何か言ったところで、誰も信じてくれないよ」
「この手帳があります」
「それじゃあ、証拠不十分でしょう」
「まだ証拠ならありますよ」

私はそう言ってスカートのポケットからある物を取り出した。

「…ボイスレコーダーか」
「今の会話を録音したから、これを警察に渡せばあんたは終わりよ」
「フフッ、いいのかい?そんな切り札を僕に見せて」
「なっ⁉︎」

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