閲覧注意


「お前はこんなもので、黒板をどうするつもりだったんだ?」





「そ、そっ……それは……」





説明をしたって到底田中先生に理解をしてもらえるとは思っていなかった。




と、突然黒板がバーンと剥がれて床に落ち。




コンクリートがむき出しになった。





そして、他のコンクリートの部分よりも色の濃い部分からポロッポロッと音を立てて崩れ落ち始めてきた。





「お前がこんなことをするから、ほらっ……ほらっ……」





と、田中先生が崩れ落ちたコンクリートの破片を両手で拾い元の場所に戻そうとするが、しかし崩れてくる勢いの方が増してくる一方だった。

< 66 / 80 >

この作品をシェア

pagetop