お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言
「今日はこれを着てもらう」
「これは?」
「中を開けてみろ」
「あ、はい」
リビングのテーブルの上に置かれた特大の白い箱。リボンをほどき、薫さんに言われたように箱の中を開ける。いったいなにが入っているんだろうか? まったく見当がつかない。
「え? これって……」
「俺からのサプライズプレゼントだ。結婚式でウェディングドレスを着るのが美月の夢だったのだろう?」
「どうしてそのことを知ってるんですか?」
「サロンで白無垢を選ぶ時に美月が飾られている試着用ウェディングドレスを気にかけていたのが気になって。紗希ちゃんに聞いてみたんだ」
してやったり顔を見せる薫さんの顔が滲んでいく。溢れ出した嬉し涙を止めることができない。
「素敵……」
震える手でドレスに触れる。胸の奥底がじんじんと熱くなっていく。
私好みのウェディングドレスだった。胸元がハートカットになっていて、キラキラ輝くビジューが施されている。そしてレースとチュール素材がふんだんに使われているAラインのウェディングドレスだ。
「俺だけだと、どんなデザインがいいか分からなくてな。美月のお母さんと紗希ちゃんに協力を頼んだんだ」
「そうだったんですか」
「ふたりとも美月の好みをよく分かっていて、さすがだと思った」
お母さんと紗希の優しさに触れてますます涙が溢れてくる。
「これは?」
「中を開けてみろ」
「あ、はい」
リビングのテーブルの上に置かれた特大の白い箱。リボンをほどき、薫さんに言われたように箱の中を開ける。いったいなにが入っているんだろうか? まったく見当がつかない。
「え? これって……」
「俺からのサプライズプレゼントだ。結婚式でウェディングドレスを着るのが美月の夢だったのだろう?」
「どうしてそのことを知ってるんですか?」
「サロンで白無垢を選ぶ時に美月が飾られている試着用ウェディングドレスを気にかけていたのが気になって。紗希ちゃんに聞いてみたんだ」
してやったり顔を見せる薫さんの顔が滲んでいく。溢れ出した嬉し涙を止めることができない。
「素敵……」
震える手でドレスに触れる。胸の奥底がじんじんと熱くなっていく。
私好みのウェディングドレスだった。胸元がハートカットになっていて、キラキラ輝くビジューが施されている。そしてレースとチュール素材がふんだんに使われているAラインのウェディングドレスだ。
「俺だけだと、どんなデザインがいいか分からなくてな。美月のお母さんと紗希ちゃんに協力を頼んだんだ」
「そうだったんですか」
「ふたりとも美月の好みをよく分かっていて、さすがだと思った」
お母さんと紗希の優しさに触れてますます涙が溢れてくる。