お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言
ミルフィーユの甘い誘惑
そんな波乱の見合いから五日が過ぎた。
「本当に最低最悪以外のなにものでもないわ。見合いは破談にならないは、しかもファーストキスまで奪われて怒りが収まらないの」
頭に蘇るあの日のこと。五日経っても私の気持ちは落ち着くことを知らない。
「美月がここまで怒りを露わにするなんて珍しいね。まぁずっと守ってきたファーストキスを奪われちゃったわけだから、そうなるのも理解はできるけど」
親友の紗希がそう言って苦笑いを見せる。怒りが収まらない私は紗希に愚痴を聞いてもらいたくて、その日の仕事終わり食事に誘ったのだった。
行きつけのイタリアンレストランの個室で、私のマシンガン愚痴トークが続く。そんな私に嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる、紗希の存在はとてもありがたい。紗希がいなければ、私は怒りまくり発狂して、仕事も手につかなかったんじゃないかと思う。
紗希とは幼稚園から大学まで一緒に過ごしてきた。心を許せる存在で、私が男性とお付き合いしたことがないことも、もちろん知っている。
「本当に最低最悪以外のなにものでもないわ。見合いは破談にならないは、しかもファーストキスまで奪われて怒りが収まらないの」
頭に蘇るあの日のこと。五日経っても私の気持ちは落ち着くことを知らない。
「美月がここまで怒りを露わにするなんて珍しいね。まぁずっと守ってきたファーストキスを奪われちゃったわけだから、そうなるのも理解はできるけど」
親友の紗希がそう言って苦笑いを見せる。怒りが収まらない私は紗希に愚痴を聞いてもらいたくて、その日の仕事終わり食事に誘ったのだった。
行きつけのイタリアンレストランの個室で、私のマシンガン愚痴トークが続く。そんな私に嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる、紗希の存在はとてもありがたい。紗希がいなければ、私は怒りまくり発狂して、仕事も手につかなかったんじゃないかと思う。
紗希とは幼稚園から大学まで一緒に過ごしてきた。心を許せる存在で、私が男性とお付き合いしたことがないことも、もちろん知っている。