お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言
自分でそんなことを言っておきながら、少しだけ胸がもやもやして言葉に詰まる。
「美月、この際だからひとつ言っておく。こっちを向け」
言われたように薫さんの方を見ると、宙で視線が絡まり合った。
「今は仮だとしても美月は俺の婚約者だ。美月を傷つけたり、美月が悲しむことはしない。だから他の女と関係を持つ気はない。俺がキスをしたいと思うのも身体の繋がりを求めるのもおまえだけだ。美月以外いらない」
「薫さん……」
さっき湧き上がってきた胸のもやもやが消えていく。薫さんの言葉が素直に嬉しいと思ってしまった私はどこかおかしいんだろうか。
「だから二度とさっきみたいな発言はするな。分かったな?」
「はい」
「分かればよろしい」
柔らかく微笑む薫さんが優しく私の頭を撫でた。
「美月、この際だからひとつ言っておく。こっちを向け」
言われたように薫さんの方を見ると、宙で視線が絡まり合った。
「今は仮だとしても美月は俺の婚約者だ。美月を傷つけたり、美月が悲しむことはしない。だから他の女と関係を持つ気はない。俺がキスをしたいと思うのも身体の繋がりを求めるのもおまえだけだ。美月以外いらない」
「薫さん……」
さっき湧き上がってきた胸のもやもやが消えていく。薫さんの言葉が素直に嬉しいと思ってしまった私はどこかおかしいんだろうか。
「だから二度とさっきみたいな発言はするな。分かったな?」
「はい」
「分かればよろしい」
柔らかく微笑む薫さんが優しく私の頭を撫でた。