お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言
「へ、いきです……」

そう答えたものの、内心は不安でいっぱいだった。それでもこの痛みに耐えてでも薫さんと結ばれたいと思った。

きっと薫さんは気持ちよくないだろうし、満足もさせてあげられないのがすごく申し訳ない。

そう思いながらしばらく痛みに耐えていると、徐々に身体に違う快感が押し寄せてきて、思わず甘い吐息を漏らした。

そんな私の変化に気づいた薫さんが次第に腰を振る速度を上げていき、表情を歪ませる。

繋いだ手にギュッと力を込めた。そして、今までに経験したことがない快感に襲われて頭の中が真っ白になり、私はそのまま気を失った。
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