復讐目的で近づいた私をいくらで飼いますか?
行為が終わり、ベッドにクタクタになった純連を運ぶ。
さすがにやりすぎたかもしれない。
のぼせそうって言っていたのに、止まらずに浴室で犯し続けたことを後悔した。
「水…」
真っ赤になった顔で俺を見つめる瞳は朧げだった。
ベッドサイドに置いてあったアメニティの水を手に取って口に含むと、純連の顎に触れて口を開かせる。そのまま顔を近づかせて、口移しで純連の口内に水を送った。
《コクリ…》
飲み込む音が聞こえたのを確認して、もう一度同じことを繰り返す。
「じ…自分で飲める…」
「ん」
恥ずかしそうに呟く純連の声を無視してもう一度。
《…ちゅ……》
「余計熱上がっちゃうよ…ばかぁ…」
「うん。」
可愛い。その一言に尽きる。
疲れたのか純連は髪を乾かさずに眠った。せっかくの綺麗な髪が痛むのが嫌で、ドライヤーでうつ伏せになって寝転んだままの純連の髪を乾かす。
サラサラとした髪から香るシャンプーの匂い。
自分と同じものを使っていたはずなのに、違う匂いに感じるのは気のせいだろうか。
すぅーすぅーと規則正しい寝息を立てて気持ち良さそうに眠る純連の唇に重ねるだけの優しいキスをして…。
俺も眠りについた。