ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
「失礼します」
筒見副社長が私たちの控室に挨拶に来た。
「本日は誠におめでとうございます。まぁ、穂香さん、振袖姿も素敵だったけど、白無垢姿の方がもっと素敵ね。お似合いよ。伊集院さんとお幸せにね」
「お忙しい中、お尋ねいただき、誠にありがとうございます」
と私が言葉を返すと母が言葉を紡いだ。
「筒見副社長のおかげで、娘も素敵な伴侶に出逢え、晴れの日を迎えました。本当に有難う…」
「何言ってんの…私と貴方の仲でしょ?」
「そうだけど…」
滅多に泣き顔を見せまい気丈な母が大粒の涙を零し、礼を言っていた。
私も貰い泣きしそうになった。
「穂香は泣いたら、ダメよ…折角のメイクが崩れるでしょ?」
泣きそうになっていた私に耳打ちする姉もまた母と一緒で泣いていた。
私は二人の涙を見ながら、必死に涙を堪えた。
筒見副社長が私たちの控室に挨拶に来た。
「本日は誠におめでとうございます。まぁ、穂香さん、振袖姿も素敵だったけど、白無垢姿の方がもっと素敵ね。お似合いよ。伊集院さんとお幸せにね」
「お忙しい中、お尋ねいただき、誠にありがとうございます」
と私が言葉を返すと母が言葉を紡いだ。
「筒見副社長のおかげで、娘も素敵な伴侶に出逢え、晴れの日を迎えました。本当に有難う…」
「何言ってんの…私と貴方の仲でしょ?」
「そうだけど…」
滅多に泣き顔を見せまい気丈な母が大粒の涙を零し、礼を言っていた。
私も貰い泣きしそうになった。
「穂香は泣いたら、ダメよ…折角のメイクが崩れるでしょ?」
泣きそうになっていた私に耳打ちする姉もまた母と一緒で泣いていた。
私は二人の涙を見ながら、必死に涙を堪えた。