ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
最高級の夜を共に…
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披露宴が終わると緊張の糸はプツンと切れ、一気に疲れが押し寄せて来た。
二人っきりになった途端、徹也さんも深いため息を吐いた。
彼も私と同じで疲れた様子。
「ここか…」
徹也さんが筒見社長からもらったカードキーをドアの差込口に差し入れた。
ドアのロックが解除された。
私たちの入った部屋はホテルのエグゼクティブフロアのスィートルーム。
今宵はこの部屋に宿泊する。
ベージュの色合いのヨーロピアンテイストな雰囲気で部屋全体が統一されていた。
徹也さんは早速、ゴブラン織りの豪奢なソファに腰を下ろした。
部屋全体を見て回る様子はなさそう。
「素敵な部屋ですね…」
「このホテルに三室しかないと言われている国賓クラスのお客様が宿泊される部屋だ。一般人は滅多に泊まれない。
俺たちの結婚祝いに筒見副社長は特別に用意してくれた」
「へぇー…」
「でも、充斗には内緒にしていてくれ…穂香」
「え、あ…分かりました」
披露宴が終わると緊張の糸はプツンと切れ、一気に疲れが押し寄せて来た。
二人っきりになった途端、徹也さんも深いため息を吐いた。
彼も私と同じで疲れた様子。
「ここか…」
徹也さんが筒見社長からもらったカードキーをドアの差込口に差し入れた。
ドアのロックが解除された。
私たちの入った部屋はホテルのエグゼクティブフロアのスィートルーム。
今宵はこの部屋に宿泊する。
ベージュの色合いのヨーロピアンテイストな雰囲気で部屋全体が統一されていた。
徹也さんは早速、ゴブラン織りの豪奢なソファに腰を下ろした。
部屋全体を見て回る様子はなさそう。
「素敵な部屋ですね…」
「このホテルに三室しかないと言われている国賓クラスのお客様が宿泊される部屋だ。一般人は滅多に泊まれない。
俺たちの結婚祝いに筒見副社長は特別に用意してくれた」
「へぇー…」
「でも、充斗には内緒にしていてくれ…穂香」
「え、あ…分かりました」