ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
予め美亜さんから貰った亨君のスケジュールに合わせて、おむつ替え、そしてミルクを与える。

「いい飲みっぷりだな…」
私の腕の中でゴクゴクとミルクを飲む亨君。

そんな亨君を隣に座り徹也さんがジッと見つめた。

「おとなしくていい子ね…」
「こうしていると本当に俺と穂香の子供に見えて来るな…」

「え、あ…そうね…」

ピンポーンとインターホンが鳴った。

「誰だ?俺が見て来るよ…」

徹也さんはインターホンの音でソファから腰を上げた。

「楓ちゃんだ…」
徹也さんがモニターで相手を確認した。

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