ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
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彼はライトアップされた東京タワーの眩い光の街が一望できる個室を予約していた。
二人掛けのテーブルの椅子に腰を下ろして、琥珀色のスパークリングワインの入ったグラスを重ねた。
「有村いや穂香…」
「あ、はい…何ですか?課長」
「課長ではなく、その徹也と呼んでくれないか?」
「あ…はい…徹也・・・さん」
「それでいい。それよりも俺はあれから・・・俺と君の人生プランについて、考えた」
徹也さんはブリーフケースからクリアケースに入ったA4サイズの紙を出した。
紙には徹也さんが考えた私達の結婚前から結婚後、そしてその先の人生計画表が示されていた。
「挙式披露宴は十月、翌年には第一子が誕生、そしてその二年後には第二子が誕生…」
「これはあくまで俺の計画表だ…この通り上手くいくとは限らない。でも、なるべくこの計画表に沿っていきたい。穂香はどう思う?」
「え、あ…まぁ―・・・はい」
私は徹也さんに計画表を返した。
「これは穂香の分だ。俺の分は部屋にある」
「では、貰いますね」
「あぁ」
彼はグラスのスパークリングワインを飲み干した。
彼はライトアップされた東京タワーの眩い光の街が一望できる個室を予約していた。
二人掛けのテーブルの椅子に腰を下ろして、琥珀色のスパークリングワインの入ったグラスを重ねた。
「有村いや穂香…」
「あ、はい…何ですか?課長」
「課長ではなく、その徹也と呼んでくれないか?」
「あ…はい…徹也・・・さん」
「それでいい。それよりも俺はあれから・・・俺と君の人生プランについて、考えた」
徹也さんはブリーフケースからクリアケースに入ったA4サイズの紙を出した。
紙には徹也さんが考えた私達の結婚前から結婚後、そしてその先の人生計画表が示されていた。
「挙式披露宴は十月、翌年には第一子が誕生、そしてその二年後には第二子が誕生…」
「これはあくまで俺の計画表だ…この通り上手くいくとは限らない。でも、なるべくこの計画表に沿っていきたい。穂香はどう思う?」
「え、あ…まぁ―・・・はい」
私は徹也さんに計画表を返した。
「これは穂香の分だ。俺の分は部屋にある」
「では、貰いますね」
「あぁ」
彼はグラスのスパークリングワインを飲み干した。