ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
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朝食は二階のレストランでビュッフェ形式のスタイル。

気怠いカラダ。
カラダの至る場所に残る徹也さんのキスマーク。

朝食よりもこのままベットに戻って眠っていたい気分だった。

思い思いの料理をチョイスして、テーブル席に戻った。

硝子の向こうに見える運河は朝の陽光でキラキラと輝いていた。

「徹也さんは眠くないんですか?」

「まぁな」
ベーコンを食べたかと思えば、コーヒーを啜った。

「穂香はお疲れのようだな」

「はい…」

「・・・まぁ…あれは媚薬の効果だ。普段はもっと淡泊だ」

私は途中で気を失ってしまった。

「あの媚薬はカラダに毒ですね…」

「そうだな…でも・・・偶に使うのもいいんじゃないか…」

「え、あ・・・徹也さんがそう言うんなら…偶に使ってみましょうか…」

「あぁ」


「それよりも早く食べたら?」

「あ、はい…」

私は慌ててパンケーキにメイプルシロップをかけた。

「そのパンケーキ、俺にも一つくれないか?」

「いいですよ」

私は彼のお皿にパンケーキを一枚のせた。



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