ONLY YOU～身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様～

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目が覚めると朝になっていた。

気怠いカラダを起こして、下着とパジャマを着て、閉め切れたカーテンを開けた。

小鳥のさえずりが聞こえてきそう陽気で穏やかな空が広がっていた。

私はベットルームを出て、リビングに行った。

「起きたか？穂香」

「おはようございます。徹也さん」

彼の方が先に起きていた。

ダイニングテーブルには二人分の朝食が用意されていた。


「冷凍のクロワッサンも後少しで焼けるぞ。先に座れっ」

「すいません…私の方が先に起きて、泊めてくれたお礼をしないといけなかったのに・・・」


「泊まる？それは何かの間違えだ。君は此処に住むんだ。穂香」

「あ、そうでしたね・・・」

彼の中で同棲は決定事項のようだ。