ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
ボストンバックの中身
徹也side~
一日多めにとった有給休暇を使い、穂香のマンションに行った。
「ここが穂香の部屋か…」
「私一人の給料で都内にマンションを借りようと思うとこの広さが限界です」
「そうか…でも…ウチは結構給料いい方だと思うぞ」
「私…奨学金借りて、大学に行ったから…」
「そうか…まだ残高は残ってるのか?」
「あ、はい…」
「そうかいくらだ?」
「自分で返済しますから…大丈夫です」
「いや、でも…俺と結婚するんだ・・・家族になるんだ…俺が残りの分払ってもいいぞ」
「いえ…これは私の借りたお金です」
彼女は強く返し、俺の援助を頑なに拒んだ。
仕事に関しても責任を持ってキチンとやり遂げる穂香。
俺はこれ以上は何も言わなかった。
「でも…返済は無理だと思えば、ちゃんと俺に相談しろよ…」
「あ、はい…その時は遠慮なく相談します。
私たちは家族ですから・・・」
つい二ヵ月前では、彼女の事を部下以上には見てなかった。
ましてや、女性としても意識していなかった。
あの身代わり見合いの一件で
俺と彼女は・・・
彼女を見ていると何だか気分が高揚して、ムラムラする。
俺は必死にクールをよそい、平常心を保った。
「ここが穂香の部屋か…」
「私一人の給料で都内にマンションを借りようと思うとこの広さが限界です」
「そうか…でも…ウチは結構給料いい方だと思うぞ」
「私…奨学金借りて、大学に行ったから…」
「そうか…まだ残高は残ってるのか?」
「あ、はい…」
「そうかいくらだ?」
「自分で返済しますから…大丈夫です」
「いや、でも…俺と結婚するんだ・・・家族になるんだ…俺が残りの分払ってもいいぞ」
「いえ…これは私の借りたお金です」
彼女は強く返し、俺の援助を頑なに拒んだ。
仕事に関しても責任を持ってキチンとやり遂げる穂香。
俺はこれ以上は何も言わなかった。
「でも…返済は無理だと思えば、ちゃんと俺に相談しろよ…」
「あ、はい…その時は遠慮なく相談します。
私たちは家族ですから・・・」
つい二ヵ月前では、彼女の事を部下以上には見てなかった。
ましてや、女性としても意識していなかった。
あの身代わり見合いの一件で
俺と彼女は・・・
彼女を見ていると何だか気分が高揚して、ムラムラする。
俺は必死にクールをよそい、平常心を保った。