ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
「俺の癒しは穂香だ。俺は穂香の事だけを見ているのに。穂香はルキの事を・・・」

クールなのは外見だけ。
徹也さんは一旦人を愛せば、とても一途な人だった。

「徹也さんって意外と浮気できないタイプかもしれませんね」

「穂香は気が多い女だな。先が思いやられる」

「だから・・・ルキ君は・・・」

「これ以上ルキの名前を出すな…」

彼は私の唇を自分の唇で塞いだ。

ルキ君に嫉妬している彼のキスは噛みつくのような感じだった。

私にとってもルキ君はお義母さんと同じで目の保養で癒しの存在。
そう何度も言ってるのに、彼は恋敵を見るような目でルキ君を見て、嫉妬した。


「!!?」

キスしていると急にエレベーターが停止。扉が開いた。

「貴方たち!?」
そこには副頭取の姿があった。


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