色になる君
2人がわちゃわちゃしているのを見ていると、



「夜空、体調は?」


月緋君が、いつのまにかベッドから立って
私の目の前に来ていた。



「あ!おかげさまで、良好です。」



「ならいい。何かあったら遠慮なく言って。もう知らない仲でもないだろ。」



「ありがとう!改めてお礼言いたかったから、千花に連れてきてもらえて良かった!」




「お礼とか別に良いよ。」



「でも、その、勢いとはいえ昨日、私の話を茶化さないで真剣に聞いてくれて、励ましてくれてすごい嬉しかった。ありがとね。」




「おう。」


久しぶりだな。
今私、心から笑えてる気がする。
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