色になる君
「あ!でもやっぱり、1人がけの席の方が楽だし、薬とかも気使わないで飲めるからやっぱりそっちでいいかも。」
「あ、ほんと?じゃあ、夜空の席はFの12番で、通路開けて、横に私たちが座る感じかな。」
空君と月緋君にも無事了承を得て、
いよいよ私たちの修学旅行が始まります。
機内の中はちょっと狭いけど、乗ってる時間は1時間程度だし、全然快適に過ごせそう。
ふと通路を開けた隣を見ると、なぜか千花ではなく空君が座っていた。
真ん中は月緋君が座っていて、千花は、私と真逆の1番奥にいた。
あれ、千花何で空君の隣に座らなかったんだろう。というか、千花私の横に来てくれないと色々大変なんだけどな……。
疑問に思ったまま、飛行機は沖縄に向かって陸から飛び立った。