色になる君
「色になる君」これが、今私が見ている映画。色が見えなくなる前から、何回も見てた映画だから
いつ見ても、色付いた綺麗な場面が頭の中に浮かんでくる。
事故に遭う前に戻ったような、そんな気持ちにさせてくれる。
無理に、事故を忘れなくても良いんだよと、そう思わせてくれる。それはきっと、この映画を姉とよく一緒に見ていたからだろう。
嫌な記憶を消したくて、事故のことを忘れようとすると、姉のことまで忘れてしまいそうで、
いつも不安だった。
忘れたい記憶と忘れたくない記憶。
失いたくなかったもの。
この子たちを背負って、生きていくのは大変だけど、この映画を見ると、
背中を押してもらえる。
修学旅行、絶対楽しい思い出にして、
これからの一歩を踏み出せるように
頑張らなくちゃ。
今まで、私のことを助けて人たちのためにも、お姉ちゃんのためにも、
前を向いて、明るく楽しく生きないと。