色になる君

「そんなことよりさ、空君達私たちと組まない?あっ、もし良かったらだけど……。」


あーあー、千花かわいいな。


きっと照れてほっぺとか赤くなってるんだろうな。


私には見えないけど。


あーまただ。だめだめ。前向きに生きるって
約束したんだから。




私の毎日は大抵こう言う感じで、


落ち込んでは自分で励ましての繰り返し。




もう慣れたけどね。



「千花がどうしても中井君達と組みたいってさっきからずっと言ってるの。どう?」


「俺らは別にいいけど、な?月緋は?」


「何でもいい。」

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