色になる君
「それでは、今からホテルに移動します。
クラスごと、指定されたバスに乗って下さい。班長は点呼を忘れないように。」
バスに揺られること10分、無事ホテルに着き、それぞれの部屋へ。
次の集合時間まで少し時間があるから
千花と荷ほどきをすることに。
「千花と部屋まで同じになれて
ラッキーだったよね。私たち。」
そうなんです。この部屋割り、実はくじ引きで決めたもの。
「まぁ、割と昔から強運を発揮してきた私なので、夜空めがけて引いたら、当たったんだよね〜。」
「安心しすぎて、あの時若干涙でそうだったもん。」
「よしよしっ、夜空は私が守る!なんちゃって。」