第一王子に、転生令嬢のハーブティーを II
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「わあ、本当に美味しいですね。このお菓子」
レミリアの用意したお茶菓子を食べたアリシアは、そんな感動した声を上げた。一口目はサクサクとした食感なのだが、口の中でほろほろ解けていく。クリームとの相性も良い。
「でしょう?アリシアちゃんが淹れてくれた紅茶ともよく合うわ!さすが王室御用達の紅茶ってところかしら。ね、エド様」
「そうだね。とても美味しいよ」
エドモンドは答えながらにこりと優しげな笑顔を見せる。
「アリシアさんはお茶を淹れるのが得意なんだというのはレミリアさんに聞いていたけど、本当だったんだね」
「ありがとうございます」
「アリシアちゃんはね、ハーブティーにもすごく詳しいのよ!」
「はは、どうしてレミリアさんが得意げなの」
「だってあたしの自慢の妹だもの!」
ティーカップを持ったままの状態でレミリアに抱きつかれ、アリシアは慌ててカップをテーブルに置く。
レミリアはその状態のまま、またしても得意げに言った。
「アリシアちゃんはね、お茶に詳しいし頭は良いし可愛いし……それにとっても優しくて良い子なのよ!」
「ね、姉様……」
「その上、大量の縁談を躊躇なく断ってきたあの氷のような第一王子のハートを射止めちゃったんだもの。さすがだわぁ」
「わあ、本当に美味しいですね。このお菓子」
レミリアの用意したお茶菓子を食べたアリシアは、そんな感動した声を上げた。一口目はサクサクとした食感なのだが、口の中でほろほろ解けていく。クリームとの相性も良い。
「でしょう?アリシアちゃんが淹れてくれた紅茶ともよく合うわ!さすが王室御用達の紅茶ってところかしら。ね、エド様」
「そうだね。とても美味しいよ」
エドモンドは答えながらにこりと優しげな笑顔を見せる。
「アリシアさんはお茶を淹れるのが得意なんだというのはレミリアさんに聞いていたけど、本当だったんだね」
「ありがとうございます」
「アリシアちゃんはね、ハーブティーにもすごく詳しいのよ!」
「はは、どうしてレミリアさんが得意げなの」
「だってあたしの自慢の妹だもの!」
ティーカップを持ったままの状態でレミリアに抱きつかれ、アリシアは慌ててカップをテーブルに置く。
レミリアはその状態のまま、またしても得意げに言った。
「アリシアちゃんはね、お茶に詳しいし頭は良いし可愛いし……それにとっても優しくて良い子なのよ!」
「ね、姉様……」
「その上、大量の縁談を躊躇なく断ってきたあの氷のような第一王子のハートを射止めちゃったんだもの。さすがだわぁ」