ふしだらな猫かぶりからの溺愛
ライブハウスに出演も今日で何回目かになるけど、高校生の私が一人で出るのが心配なのかパパは仕事がないときはいつも見に来てくれたし、なぜか神奈やモモタ、万里も見に来てくれる。
「仁那〜!今日のすごいよかったね!パパ興奮しすぎて酸欠で倒れるかと思った!」
「見てた見てた。危ないからやめてよねー」
「大丈夫大丈夫!高音もすごく綺麗に出てたし、練習の成果だねー!」
「ほんとに大丈夫なのかな、大興奮だけど」
パパは私の第一号のファンで、いつも私の音楽活動を応援してくれている。
自分が若い時にバンドをやっていて一度は音楽の道を目指そうと思ったことがあるからか、娘の音楽活動にはとても理解があるし協力的だ。
「それにしても"midnight blue"ってすごく胸にくる曲だね、……何か抜け出せない思考にでもなってる?」
パパの言葉が的確に胸に刺さって、一瞬声を詰まらせてしまった。
言葉で返す代わりに少しだけ笑ってみせたけど、たぶん上手くは出来なかったのか、私の表情で察してくれたパパが頭を軽く撫でてくれた。
「仁那〜!今日のすごいよかったね!パパ興奮しすぎて酸欠で倒れるかと思った!」
「見てた見てた。危ないからやめてよねー」
「大丈夫大丈夫!高音もすごく綺麗に出てたし、練習の成果だねー!」
「ほんとに大丈夫なのかな、大興奮だけど」
パパは私の第一号のファンで、いつも私の音楽活動を応援してくれている。
自分が若い時にバンドをやっていて一度は音楽の道を目指そうと思ったことがあるからか、娘の音楽活動にはとても理解があるし協力的だ。
「それにしても"midnight blue"ってすごく胸にくる曲だね、……何か抜け出せない思考にでもなってる?」
パパの言葉が的確に胸に刺さって、一瞬声を詰まらせてしまった。
言葉で返す代わりに少しだけ笑ってみせたけど、たぶん上手くは出来なかったのか、私の表情で察してくれたパパが頭を軽く撫でてくれた。