ふしだらな猫かぶりからの溺愛
「ふぅん……でも、仁那もまだまだ俺のことわかってないね〜」


まだ不機嫌そうな声の瑠衣が、私の首筋から胸まで素肌の上を冷たい指で撫でる。


「あっ……」

一度鎮まっていた熱が再び湧き上がる。



「俺が仁那を邪魔に思うわけないでしょ?」



そう言ってお腹のあたりまで降りてきた細い指が、スカートの中に侵入して太ももの内側を滑って行く。

「……んっ、瑠衣……」

「いつもと違う仁那の格好もちょっと刺激があっていいねぇ」

「も、もう〜」

膝下まであるプリーツスカートは、普段着ではなく変装用の地味なデザインで、なぜか瑠衣がそれに興奮しているようで、不機嫌ながらもいたずらっ子のように楽しげに私の身体を触っている。


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