ふしだらな猫かぶりからの溺愛
なるほど、それでRUIの作詞かぁ!

「でもRUIくんの作詞って"真紅"しかないし、可能性が未知数なんだよな」

「そっかー、瑠衣も作曲と違って慣れてないし時間もかかりそうだもんね」

「るーくんの気分が乗るような何かがあればいいんだけどねー!」

「まあ、そうそう簡単にはいかないだろうし気長に待つしかないな」


肩に乗るふわふわの髪に指を通しながらふと考える。


「瑠衣〜?」

「なぁに?」

私が呼ぶと、ぱちっと目を開けて起き上がると顔を覗くように見つめてくる。


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