ふしだらな猫かぶりからの溺愛
神奈と会うのはお昼すぎで、今はまだ午前中のはずたがら時間はたっぷりある。
あるんだけど。
オフの日の瑠衣は予定がない限り私にべったりなので、今日も早めに行動しないと絶対に待ち合わせに間に合わない自信がある。
「瑠衣、もう起きる?」
「ん……」
「私そろそろ起きたいんだけど……」
「えぇ〜……」
まだ起きる気のない瑠衣は、私の身体をぎゅっと抱きしめたまま顔を上げない。
その腕から抜け出そうと身体をよじってみても効果はなかった。
うぅむ……、ぜんぜん解けない。
今すぐ起きるのは諦めて、瑠衣が再び眠りについて腕の力が緩むまで待とう。
そうして暖かい日差しのもと、時間が経つのを待っていて、私まで二度寝をしてしまったらしい。
パジャマの裾から遠慮なく入ってくる瑠衣の温かい手の感触に意識が浮上した。
あるんだけど。
オフの日の瑠衣は予定がない限り私にべったりなので、今日も早めに行動しないと絶対に待ち合わせに間に合わない自信がある。
「瑠衣、もう起きる?」
「ん……」
「私そろそろ起きたいんだけど……」
「えぇ〜……」
まだ起きる気のない瑠衣は、私の身体をぎゅっと抱きしめたまま顔を上げない。
その腕から抜け出そうと身体をよじってみても効果はなかった。
うぅむ……、ぜんぜん解けない。
今すぐ起きるのは諦めて、瑠衣が再び眠りについて腕の力が緩むまで待とう。
そうして暖かい日差しのもと、時間が経つのを待っていて、私まで二度寝をしてしまったらしい。
パジャマの裾から遠慮なく入ってくる瑠衣の温かい手の感触に意識が浮上した。