ふしだらな猫かぶりからの溺愛
ま、まずい〜。


「神奈、買い出しありがとー!」

「あ?何だこれ、お前駄菓子買ってきたのか?」


私の笛ラムネ……!


「……駄菓子?」

「あっ、あぁー……コンビニで見つけてRUIいるかな、と思って」

「ふぅん?」


歯切れの悪い言い方の神奈にRUIが不思議そうに返事をしていた。

ごめんね、神奈……ラムネ忘れてて。


神奈たちは夜までスタジオを使ってるって言ってたけど、この調子だといつRUIが集中力切れて使い物にならなくなるかわかない。

夕方までの予定の私はドキドキしながら時間を過ごし、早々にスタジオを出た。


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