ふしだらな猫かぶりからの溺愛
だから、藍に良いんじゃない?と視線を送ると藍も了解したようで首を軽く縦に振ると、
藍が男の人たちに声をかける。
「いいですよ、私たちも今から入ろうと思ってたところなんで」
「ほんとに!?いやぁ、今日はついてるなこんな可愛い子たちに会えて」
声をかけてきた茶髪のお兄さんが笑って近寄ってくる。
もう一人の黒髪の人も会釈をしてくれた。
二人とも社会人なのか、下はスラックスに上はワイシャツ姿だった。
「お兄さんたちはよく来るんですか?」
「まあ、たまにねー!金曜の夜とかけっこういいアーティスト出るからさ」
なるほど、私が初めて来たときも確か金曜日の夜だった気がする。
そこでashを知ったんだ。
ふと、さっき見たRUIさんと女の人の後ろ姿が脳裏に蘇ってきた。
……あそこにRUIさんがいたってことは今日はashは出ないんだろう。
ashの音楽は聴きたいけど、なぜかRUIさんには会いたくてなくて心の中でホッとしている自分に気がついた。
藍が男の人たちに声をかける。
「いいですよ、私たちも今から入ろうと思ってたところなんで」
「ほんとに!?いやぁ、今日はついてるなこんな可愛い子たちに会えて」
声をかけてきた茶髪のお兄さんが笑って近寄ってくる。
もう一人の黒髪の人も会釈をしてくれた。
二人とも社会人なのか、下はスラックスに上はワイシャツ姿だった。
「お兄さんたちはよく来るんですか?」
「まあ、たまにねー!金曜の夜とかけっこういいアーティスト出るからさ」
なるほど、私が初めて来たときも確か金曜日の夜だった気がする。
そこでashを知ったんだ。
ふと、さっき見たRUIさんと女の人の後ろ姿が脳裏に蘇ってきた。
……あそこにRUIさんがいたってことは今日はashは出ないんだろう。
ashの音楽は聴きたいけど、なぜかRUIさんには会いたくてなくて心の中でホッとしている自分に気がついた。