ふしだらな猫かぶりからの溺愛
「仁那効果すごいよな〜!」
「なに〜?仁那効果って」
変なことを言うモモタに笑っていると、RUIさんのスマホが突然鳴り出した。
電話かなー?と私がチラッとRUIさんを見るのと同じように、ほかのメンバーもRUIさんを見たけどみんなの表情は私とはだいぶ違っていた。
え?みんなどうしたんだろ?
神奈さんたちは、皆、一様に嫌そうというか、不快そうというか……とにかく微妙な顔をしてRUIさんを見ている。
RUIさんというか、RUIさんのスマホというか。
電話の相手だろうか?
当の本人はゴソゴソとどこにしまったのかスマホを取り出すのにめちゃくちゃ時間がかかっているけど。
電話切れるんじゃ……?
「RUIさん?スマホあった?どこにしまったの?」
「ん〜、どこだろ。仁那知ってる?」
「なんか後ろから聞こえるよ?まさかギターケース?」
「あ、ほんとだ」
背負ったギターケースのポケットを適当に探ったRUIさんはようやくスマホを手にした。
その手の中のスマホは未だに鳴りっぱなしだ。
「なに〜?仁那効果って」
変なことを言うモモタに笑っていると、RUIさんのスマホが突然鳴り出した。
電話かなー?と私がチラッとRUIさんを見るのと同じように、ほかのメンバーもRUIさんを見たけどみんなの表情は私とはだいぶ違っていた。
え?みんなどうしたんだろ?
神奈さんたちは、皆、一様に嫌そうというか、不快そうというか……とにかく微妙な顔をしてRUIさんを見ている。
RUIさんというか、RUIさんのスマホというか。
電話の相手だろうか?
当の本人はゴソゴソとどこにしまったのかスマホを取り出すのにめちゃくちゃ時間がかかっているけど。
電話切れるんじゃ……?
「RUIさん?スマホあった?どこにしまったの?」
「ん〜、どこだろ。仁那知ってる?」
「なんか後ろから聞こえるよ?まさかギターケース?」
「あ、ほんとだ」
背負ったギターケースのポケットを適当に探ったRUIさんはようやくスマホを手にした。
その手の中のスマホは未だに鳴りっぱなしだ。