ふしだらな猫かぶりからの溺愛
もうなにがなんだかさっぱりわからない私を放置して、RUIさんは満足そうに私の手を握り歩き出した。
「え〜……なになに。なんでRUIさんはそんなに楽しそうなの?そしてなんでみんなはそんなに嬉しそうなの?」
「仁那とご飯〜」
やってきたファミレスで席に着くと、私の質問を神奈さんがようやく答えてくれた。
「こないだ言ったこと覚えてる?RUIの女癖の悪さ」
「はい、練習終わりに女性とホテル行ってた……あ!」
「そう、今日の電話もその誘いだよ」
「だいたい練習終わりを見計らったようにバカ女たちがRUIくんに電話してくるんだよ」
「ほ〜ぅ」
神奈さんの言葉を受け万里さんがさらに嫌そうにしながらも説明してくれた。
万里さんは口が悪いけど、今日一日一緒にいても私に対する言葉も態度も全然怖くないし、ちょっとぶっきらぼうな言い方なだけの優しいお兄さんな気がする。
「え〜……なになに。なんでRUIさんはそんなに楽しそうなの?そしてなんでみんなはそんなに嬉しそうなの?」
「仁那とご飯〜」
やってきたファミレスで席に着くと、私の質問を神奈さんがようやく答えてくれた。
「こないだ言ったこと覚えてる?RUIの女癖の悪さ」
「はい、練習終わりに女性とホテル行ってた……あ!」
「そう、今日の電話もその誘いだよ」
「だいたい練習終わりを見計らったようにバカ女たちがRUIくんに電話してくるんだよ」
「ほ〜ぅ」
神奈さんの言葉を受け万里さんがさらに嫌そうにしながらも説明してくれた。
万里さんは口が悪いけど、今日一日一緒にいても私に対する言葉も態度も全然怖くないし、ちょっとぶっきらぼうな言い方なだけの優しいお兄さんな気がする。