✻秘密は甘くて危険な味✻
「生徒指導室に連れて行かれたの、今月に入って何度目か分かってる?」
「今月は…3回かな?」
「んふふ。そういう事じゃない馬鹿!」
「痛っ!」
目の前に座って学食を食べる親友に頭を叩かれた。
あ、相変わらず容赦の無い叩き…。
あの後、生徒指導室に連れて行かれこってり絞られた僕は、そのまま親友と一緒に学食に来ていた。
「ったく、見た目だけじゃなくて中身も男の中の男だね」
「褒め言葉ありがとう」
親友の嬉しい言葉にお礼を言えば、褒めてないとバッサリと切られた。
え、違うの?
「…ねぇ、自己紹介しないの?」
「えっ?あ、忘れてた」
…ゴホンッ!
初めまして、僕は普通科に通う瀬良春と言います。
女ですが、訳あって男子として高校に通っています。
あ、目の前で海老フライを貪り食っているのが中学からの親友である鈴原歩稀です。
同じ普通科に通ってます。
「こんな感じで良い?」
「僕がゲイって伝え忘れてるけど、まぁ、良いか」
歩稀に一応OKサインを貰い、僕も食事を再開した。
「今月は…3回かな?」
「んふふ。そういう事じゃない馬鹿!」
「痛っ!」
目の前に座って学食を食べる親友に頭を叩かれた。
あ、相変わらず容赦の無い叩き…。
あの後、生徒指導室に連れて行かれこってり絞られた僕は、そのまま親友と一緒に学食に来ていた。
「ったく、見た目だけじゃなくて中身も男の中の男だね」
「褒め言葉ありがとう」
親友の嬉しい言葉にお礼を言えば、褒めてないとバッサリと切られた。
え、違うの?
「…ねぇ、自己紹介しないの?」
「えっ?あ、忘れてた」
…ゴホンッ!
初めまして、僕は普通科に通う瀬良春と言います。
女ですが、訳あって男子として高校に通っています。
あ、目の前で海老フライを貪り食っているのが中学からの親友である鈴原歩稀です。
同じ普通科に通ってます。
「こんな感じで良い?」
「僕がゲイって伝え忘れてるけど、まぁ、良いか」
歩稀に一応OKサインを貰い、僕も食事を再開した。