✻秘密は甘くて危険な味✻
秘密2 出会い
「うわっ、凄い並んでる」
「オープンしたばかりで更にこの敷地内だから仕方ないでしょ。それより並ぶよ」
新しく出来たドリンク屋に着くなり長い行列。
お店の外まで並んでるのが見える。
歩稀の言うように、この敷地内であの長い行列は納得だ。
中学生から大学生まで入り交じっていて、最早此処が学校の敷地内だと言う事を忘れてしまいそうになる。
─ブーッ、ブーッ。
制服ズボンの中に入れている携帯が震える。
画面上に映し出された名前を見て、僕は慌てて電話に出た。
「もしもし、瀬良です。はい、はい、本当ですか!?分かりました!早速今日の放課後に歩稀と行きます!」
相手との電話を終え、僕は歩稀を見る。
今の会話を聞いていた歩稀も、誰からか分かったみたい。
グッ!と親指を立てコクリと頷いた。
「いやぁ〜、まさか受かるなんて」
「あそこ、顔重視だから落ちるわけないよ」
え…知らなかったの?と言う歩稀の言葉に、僕は勢いよく首を縦に振る。
は、初耳なんですが!
それに顔重視ってそんなまさ……いや、思い当たる節が…。
「面接受けたカフェ、可愛い女子大生しか居なかった気が…まさかっ…!」
「そのまさかだよ、この鈍ちんめ」
「オープンしたばかりで更にこの敷地内だから仕方ないでしょ。それより並ぶよ」
新しく出来たドリンク屋に着くなり長い行列。
お店の外まで並んでるのが見える。
歩稀の言うように、この敷地内であの長い行列は納得だ。
中学生から大学生まで入り交じっていて、最早此処が学校の敷地内だと言う事を忘れてしまいそうになる。
─ブーッ、ブーッ。
制服ズボンの中に入れている携帯が震える。
画面上に映し出された名前を見て、僕は慌てて電話に出た。
「もしもし、瀬良です。はい、はい、本当ですか!?分かりました!早速今日の放課後に歩稀と行きます!」
相手との電話を終え、僕は歩稀を見る。
今の会話を聞いていた歩稀も、誰からか分かったみたい。
グッ!と親指を立てコクリと頷いた。
「いやぁ〜、まさか受かるなんて」
「あそこ、顔重視だから落ちるわけないよ」
え…知らなかったの?と言う歩稀の言葉に、僕は勢いよく首を縦に振る。
は、初耳なんですが!
それに顔重視ってそんなまさ……いや、思い当たる節が…。
「面接受けたカフェ、可愛い女子大生しか居なかった気が…まさかっ…!」
「そのまさかだよ、この鈍ちんめ」